それぞれ旅立つ

隊長は社員旅行で草津温泉へ、隊員は友人3人と釣りに出かける。今日は珍しく別行動である。昨夜、旅の準備をするまでは「いやだ、行きたくない」とブツブツ言っていたが、準備が完了すると「おいしいものが食べられるかも」とまんざらでもない様子。準備するのがいやなだけなのだ。
隊長をたまプラまで送り、隊員は待ち合わせ場所の横浜へ。釣部メンバーと合流する。今日の戦いの舞台は三崎、城ヶ島である。まずは城ヶ島へ。メンバーの一人、会長が春にここでカサゴを釣ったとのこと。確かに場所は良さそうであるが、カサゴの時期ではないためか、それらしいアタリはない。ちょっとつれないとうろちょろし始める隊員は場所を移動。10分ほど歩いた別の場所で秘密兵器を試す。と!これに小さなカサゴかソイが食いついた!久しぶりのヒットに慌てた隊員は取り込みの直前でばらしてしまった。がっかり。小さくてもいいから写真を撮りたかった。戻ってみると皆釣れていないようで、疲労の色がうかがえる。別の港も試してみたが、こちらもイマイチ。仕方なく三崎に戻り、お昼を食べる。
お昼は三崎の三叉路近くの小さなお店へ(神港だったか?)。隣の派手な店が満員だったため、特にこだわらない釣部員はすいているこの店にしたのである。しかしここはなかなかのヒットであった。ランチ2000円はやや高いかと思ったが、イカ、中トロ、ヅケ、いずれも今まで三崎で食べた中では一番おいしい。
昼食後は会長が実績を上げたもう一つの場所、諸磯湾へ。こちらもまずまず良さそうな場所であるが、やはりあたりなし。敗色濃厚である。コンビニでアイスを食べ、気を取り直して最後に荒崎の港へ。ここは風が強く、場所も狭くてやりにくそうである。隊員は港の内部へ、会長らは堤防へ。港の内部は水も汚く、水深もない。期待して来てみたが、こりゃダメだと思い、堤防へ引き返してみると会長らが何か写真を撮っている。慌てて駆けつけると2名がフグを釣り上げていた。一匹は結構大きかったらしい。フグでも釣れれば良いよなぁ。うらやましい。しかしこのあとはそれ以上釣れる様子もないため、ここで終了。釣れはしたが、もうちょっと良い釣りがしたいものだ。関東近辺で「今日は良い釣りだった」と思えたことはまだ一度もない。