ツール・ド・フランス観戦


残すところあと3ステージとなった今日、ツール・ド・フランスがヴィシーを通過。当然午後の語学授業を休んで観戦に行く。ツールの後半戦は結構一生懸命見ていたので、重要人物は大体抑えている。我々が応援しているのはこの後半戦、圧倒的に強いCSCのチームの選手。アンディとフランクのシュレク兄弟、スプリントの苦手なスペイン人、サストレである。






どの程度混雑するか全く分からないので、お昼を食べた後、早めにお出かけ。周りには街の中心に向かっている人たちが明らかに多い。競技用自転車に乗った集団も明らかに多い。交通規制が敷かれているため、車はいつもより少なく、閑散とした感じ。しかしコースの周辺に来るにつれて次第にがやがやと騒々しくなる。街の目抜き通りまで来ると(あまり大きくないこの通りを通過する)、かなりの数の人々が場所取りをしている。お祭りである。みんな明らかに仕事を中断して(あるいは休んで)観に来ている。通りにはツール・グッズを売るオフィシャルカーがやって来て、何やらスピーカーで宣伝している。我々も人混みの中で場所を確保するが、イマイチ観にくいということで場所を移動。少し離れたところでプロトンを待つ。みなカメラやら、旗、笛といった応援グッズやら、様々なものを持って今か今かと待ち構えている。面白いのは黄色いマイヨジョーヌグッズを持っている人より山岳賞のマイヨ・ア・ポアグッズを持っている人の方が多いというところ。キャプテンも子供たちが被っているア・ポアキャップを見て「1個ぐらい奪ってもいいんじゃないかしら?」とのこと。

待つこと約30分、通る車が増え、歓声がひとしきり大きくなり、最初の数名の集団が登場。すごいスピードで通過していく。我々もやんややんやの拍手喝采。次いでやや大きな集団。この中に贔屓のCSCトレインもいる。キャプテン、シュレク弟を見て大興奮。しかしシュレク弟に興奮しすぎて、肝心のマイヨジョーヌは見逃す。写真を撮るよう言い渡されていた僕も見逃してしまう。「あの中にいなかったんじゃない!?」と勝手に推測する(後でテレビで見たら、ちゃんといました)。すぐ後に大集団、プロトンが通過し、さらに10分ほどして1人だけ選手が通過し、「Fin du course」と書かれた車が通過。観客もがやがやと散っていく。お祭り終了。いやー、久しぶりに楽しいイベントでした。まさかツール・ド・フランスを生で観れるとは。

我々も持ち場を離れて歩き出したところ、道の向こうで手を振る人物が。個人レッスンの先生、フロリンである。やはり観に来たのね。「Ça va!?」と大声で挨拶してくれる。他にも語学学校の生徒をたくさん見かける。キャプテンの部屋着をEtamで購入し、ホストファミリーのマダムが推薦していた(と思われる)パティスリーでケーキを買って帰宅。レースの続きを観戦。僕はベッドでうとうと。
キャプテンの感想: 麗しのアンディ(シュレク弟)が見れて感激。今、最も好きな人。是非とも最後までマイヨ・ブランを死守してもらいたい!