フライパン兼鍋を買い、イイ男を見物する


あまりに食材がくっつくので、長年使い続けた鉄のフライパンを買い換えることにした。パリまで出かけ、ボンマルシェ、コンランショップで調理コーナーを物色。ストウヴ、ル・クルーゼスキレット数品で悩んだ末、コンランショップで見つけたビュッフェ・キャセロール(黒)に決定する。これならフライパンとしても使えるし、冬は鍋やすき焼きもできそうというのが決め手。値段は139ユーロ。少々お高いが、一生モノとして大事に使おうと言い訳をしつつレジに持っていく。ついでに一生モノと言い訳してソルトミル31ユーロも購入する。(フランスの自然塩は粒が大きくて、挽かないと本当に使いづらい)
さて、レジでバーコードを通すと、鍋159ユーロと表示される。合計190ユーロ。「鍋は139ユーロですよ」と文句を言うと、レジの女性、「そうよ、だからこれ(塩ミル)と足して190でしょ」と堂々と言い張る。いやいや違う違う。「Non, Non」と言い続けるとようやく気付き、「あ、そうね、170ユーロ」とのこと。ははは。良くありますよね。もちろん「すみません」どころか「パルドン」さえなし。

次にグルメ館にてお菓子類購入。ここの入り口前のケーキコーナーは安くておいしくて品揃え充実、ボンマルシェに来たら、かなりの高確立で何か買って帰る。今回はパウンドケーキ、カヌレ2個(コレ、美味!)、タルトタタン、エクレアを注文、僕は鍋で手がふさがっていたのでキャプテンに払ってもらう。「合計4.5ユーロです」。「んん?えらい安いな」とは思ったがそのまま店を出る。しかし実際は10ユーロ弱したはず。家に帰って確かめると、タルトタタンとエクレアの分は課金されていなかった。ははは。良くありますよね。もちろんフランスではこういう時、申告したりしない。(日本だとこういう時でもちゃんと申告します)
さて、この買い物の途中、メンズ服コーナーでおそろしくおしゃれでイイ男が立ち話している横を通過。キャプテン食い入るようにガン見。横を通り過ぎながら目線は固定されている。「想像をはるかに超えてイイ男だったから」と本心を言い訳かのように述べる。彼はおそらくモデルか何かでしょう。顔もスタイルの良さもフランス人の中でも群を抜いている。その後もまた別のモデル級に遭遇。キャプテン「ミラノコレクションが近いからね」との事だが、ここはフランスのボンマルシェ、おそらく何の関係もないであろう。