大江戸温泉物語

会社の後輩から「大江戸温泉に行きませんか?」とのお誘い。何かの懸賞でペアチケットが当たったらしいのだが、女性と二人で行っても中では別々だし、男友達と二人というのもなんだし、ということで彼と僕と先輩の3人で行くことになった。一人分は割り勘。
会社を17時前に出発。社バスで最寄の駅へ。17時前だというのに、このバスには他の部署の人も大勢乗っていた。聞いてみると「部署のみんなで万葉の湯に行く」とのこと。平和な会社である。横浜からバスに乗り、一路お台場へ。横浜−お台場バスは早くて楽チンでとても便利なのだが、いつ乗っても客が少ない。今日も我々3人の貸切であった。途中、運転手さんから「お客さん、渋滞してるから高速下りるね」とのアナウンス。大井回りでレインボーブリッジを渡ってお台場到着。「渡っちゃいけないことになってるんだけど、今日はサービス」とのこと。結局いつもは30分程度で着くところを1時間以上かかってしまった。東京テレポートで温泉のバスに乗り継ぎ、大江戸温泉へ。
大江戸温泉は着いた途端、「大江戸」なところであった。お客さんも結構多い。中に入り、お金を払った後、まずは「越後屋」コーナーで浴衣と帯を選ぶ。いろんな図柄の中から隊員は「お江戸品川」を選択。これに着替えて入場。
中は男女一緒の遊び・食事・休憩所と男女別の温泉から構成されている。我々はまず温泉へ。入ってかけ湯をした後、さっそく露天風呂に向かう。しかし外は冬だし、体は温まっていないしで、これは罰ゲームのようだった。敷石が恐ろしく冷たい。温泉に入るとほっと一息。「これが会社のそばにあって、500円くらいなら毎週来てもいい(実際は2,900円)」などと勝手なことを言い合う。
温泉から出るとビールとおつまみを食す。いずれも高いが、温泉から出たばかりで気持ち良く、とてもおいしく感じる。隣の宴会場ではどこかの会社が宴会を開いている。見ると「15時から」と書いてある(只今20時)。平和な会社がここにもあったか。
30分ほど下らない話で盛り上がり、再び温泉に入って体を温める。しかし思ったより時間がなく、すぐにあがる。時間がなくても定番ははずせないので、アイスキャンディーを食べてから外に出る。帰りも同じルート。テレポートで肉まんを食べながら時間をつぶし、バスを待つ。車中、隊員はぐっすり眠り込んでしまい、後輩に起こされるまで横浜に到着したことに気づかなかった。気持ちよくて、満足であった。
値段が恐ろしく高いから、自分でお金を払って行こうとまでは思わないが、チケットが当たったらまた行ってもいいかも。話のネタとして。