薩摩切子

午前中、時間があったので近所のドルフィンポートへ一人で出かける。目的は鹿児島の特産物を扱う店で薩摩切子を見ること。先日NHKの「美の壷」で切子が取り上げられていて、実物を見たくなった。行ってみると店横のギャラリースペースで薩摩切子の作家さんの個展を開催している。まじまじと1個ずつ見ていく。いずれも実物はすごくきれい。隊員は特に透明のものと金赤のものが気に入った。手頃な値段だったら買おうかと思っていたが、小さな猪口でも2万円くらい。やはり高価なものである。
しばらく見ていると掃除をしていた男性が「手にとっていいですよ。持ってみないと良さはわからないですから」とのこと。持ってみると小さいのにずしりと重く、納まりが良い。いろんな角度で透かして観察する。細かいカットが施されていて、「カットにどれくらい時間がかかるんですか?」と聞くと、ビアグラスくらいで約2日とのこと。高いはずだ。この人、この個展の作家さんであった。「舞硝」(http://bushou-kiriko.com/)というガラス工房を主宰しているとのこと。色や作り方など親切にいろいろ教えてくれた。