レストラン


今週末もパリへ。未だお気に入りが見つからないキャプテンのコートとブーツを探すため、カイエ・ド・パリ(パリの情報サイト)で目星をつけた店に行く。そしてJourneys欧州遠征に向け、おいしいレストランを探すのがもう一つの目的。
クリスマスシーズンが始まったせいか、いつもより車も人もずっと多く、店の飾りつけも華やか。街全体がテンション高めである。
前回と同じくForum des Hallesからスタート。モールの中の無印、靴屋を見て、お昼の目的地まで歩いて行くことにする。やや怪しげなアジア人宝飾店街を抜け、ガイドブックに載っていたタンプル市場前の第一候補の店へ。しかし辺りをうろうろ探すが、それらしきお店がない。ガイドブックの写真と目の前の景色を見比べ、やっと自分たちの目の前にあるのが、かつてその店だった事に気付く。店、変わってます。イタリアンです。「いやー、これで妥協しちゃいかんでしょう」ということで、近くの第二候補を目指すことにする。
さて、このタンプル市場、今日はフリーマーケットが開催されている。せっかくなので中を通過してみる事に。ガラクタばかりの店からブランド物の古着を売っている店、革のジャケットばかり売っている店などなど。日本のフリーマーケットと同じで、おしゃれな人がやっている店にはおしゃれな品が並んでいる。あちこち冷やかした中でキャプテンが唯一食いついたのはDUNSKのホーロー鍋・黄色。値段を聞くと90ユーロとの事。これはがんばっても70ユーロくらいにしかなるまいと思い、断念。空腹のあまり、食べ物の店を食い入るように眺めるが、「いや、これで妥協してもいかんでしょう」ということで次の店へ。しかし実にうまそうだったなぁ。
地図を見ながらようやくたどり着いた二軒目。電気が消えています。なぜ!?営業時間の案内もないから、たまたまなのか、営業時間外なのかもわからない。こうなったら意地でもこのガイドに載っているレストランで、ということでさらに歩を進める。3軒目、店はあるが、ここもなぜか営業してない。4軒目、店名が変わっていて、閑古鳥が営巣している。1軒1軒が離れているせいで、この時点ですでに2時、3時間くらい歩き回っている。ギブアップして閑古鳥の巣の横のクレープ屋さんに入る。ガレット+甘いクレープ+飲み物で10.9ユーロのセットを注文。疲れた身体にコーラが沁みる。ここは結構おいしくて感じも良かったが、(隊員は特にガレットがお気に入り)わざわざパリでもう一度来るかというと、うーん、どうだろう。結局このガイドに載っていた店でちゃんとその通りに営業していたのはファラフェルという空豆の揚げ団子入りのピタパン(ファーストフードみたいな感じで立ち食い)を売る、シェ・マリアンヌだけ。(レストランも併設されているからここで食べれば良かったか)ちょっと古いガイドとはいえ、パリの店の入れ替わりは早そうだ。
美食の都でレストランを求めて遭難したため、目的のコート探しもできず、疲労した身体を引きずって帰る。
(写真はたまたま前を通りがかったポンピドゥーセンター)