yori氏フランス滞在最終日。飛行機は夕方なので、朝は車でオルセー美術館へ。平日のパリ周辺はいつでも恐ろしく混んでいる。電車網が発達しておらず、みんな車通勤で、かつパリに入る高速道路も数が限られているせいだ。この日もいつもの2倍以上、3時間をかけてパリ市内に入る。街中でも人々の運転がイライラした感じで(外国では運転にも感情が出やすいようだ)、あちこちで事故もあって、土日より数段恐い。
何とか無事駐車場に到着し、メゾンカイザーでクロワッサンを買って、食べながらオルセー美術館へ。先日のルーブルと違い、こちらは20分ほど行列。4ヶ月ぶり、2度目のオルセーは展示がちょこちょこ変わっている。前回の教訓を活かし、1階を軽く見学して3回の名画コーナーへ、と思ったが、つい1階にトラップされてしまう。ここにも良い絵がたくさんあるので。前回はなかったオランピアを見ることができたが、落穂拾いは貸し出し中なのか見当たらず。
結局1階見学の後、館内のレストランで昼食。3人ともメインとデザートのセット13ユーロを注文。メインは鮭のオーブン焼きで、ちょっと塩辛いがなかなか美味。担当の店員さんも親切。今回の観光旅行は本当に当たりが多いな。食後にコーヒーを飲んで3階へ。
3階では印象派の絵、ゴッホ、他を見学。以前は絵より工芸品や建築に興味があったが、歳を取ってから絵の良さも分かってきた気がする。3階奥の売り場でキャプテン手鏡購入。展望台から館内を見下ろし、2階へ。
2階では工芸品を見学。反対側の企画展のところにキャプテンの好きな有名な白熊がいる事を発見。写真を撮りに行く。作者はフランソワ・ポンポンという人らしく、作者名を見たおばさん2人が「ポンポン」を連呼していた。それを真似て我々もポンポンを連呼する。恐ろしいほど長いレンズを装着した一眼レフを持った兄さんがいて、「あれで何を撮るのか?」と注目して見ていたが、普通に白熊を取っていた。隊員「レントゲンのように透けて見えるとか?」と考察を述べたがキャプテンに黙殺される。
有名な白熊(コトリ。タイトルを知らない)。

有名な胸像(ユッコ。タイトルを知らない)。

15時30分ごろ美術館を出て空港へ。途中渋滞はあったものの、道にも迷わず、無事シャルル・ド・ゴールyori氏を送り届ける。一週間、あっという間だったが、観光三昧、写真三昧(なぜかyori氏も)の楽しく、濃密な一週間だった。