8日目 バンクーバー

moriyu2005-07-16

朝はリオニとジムに送ってもらい、再びBCフェリーに乗るためスウォーツ・ベイへ。「朝8時のフェリーに乗りたい」と伝えていたのだが、彼らが起きてきたのは7時過ぎ。「大丈夫だろうか?」と不安になったが、そんな我々をよそに「コーヒーは必要だ」などと言いながらスタバへ向かう。最後の最後まで、恐るべしカナダ人。コーヒー購入後、ウィスラーに行くときに通ったのと同じ道で港へ向かう。今日はのんびりと風景を眺める。
何とか8時前には港に到着。リオニ、ジムと写真を撮り、別れを言ってフェリーに乗り込む。次にバンクーバー島に上陸するのはいつになるのだろう?
フェリーもすっかり慣れたもので、コーヒーを買い、のんびりしているとあっという間にツァワッサン(と読むのかしら?Tsawwassen)に到着。さて、今日はここから交通機関を乗り継いで進まねばならない。まずはバスに乗り、スカイトレインとの乗換駅へ。カナダのバスには「次は云々」といった案内は当然ないので、(日本というのは本当に親切な国だ)周りの様子をしっかり見ていなければならない。幸い、このルートはキャプテンが以前、リンダと通ったことがあるので、すんなりと乗り換えることができた。
駅のホームで感じたのはヴィクトリアとバンクーバーはまるで雰囲気が違うということ。ヴィクトリアはのんびりしていて、身構えるようなことはなかったけれど、ここは街も人もザラッとした感じで、自然と二人くっついて立ってしまう。これが海外の大都市なのだろう。
メトロタウン駅で下車。本日の宿、ヒルトン・メトロタウンへ向かう。多少道に迷いつつ、何とか到着。驚いたのはこの駅の周辺にいる人は8、9割がアジア系であること。ホテルの周囲にあるモールは漢字ばかりである。どうなっているのだ、メトロタウン。チェックイン後、再びスカイトレインに乗り、バンクーバーダウンタウンへ向かう。バラード駅で下車、ヴィクトリア・チャイニーズ・レストランへ。ここは先日キャプテンがリンダと共に点心を食べ、感激したレストランである。店内はとても広く、そしてお客はほとんどアジア人。席についてあれこれ選んでいるとウェイトレスが近づいてきて、中国語で(たぶん)話しかけてくる。もちろん我々にはわからないので「?」という顔をしていると「ハァー」という感じでぷいっとどこかへ行ってしまう。ここの店員さんは基本的には中国語しか話さないようである。それがダメなら次は英語。当然彼らは我々よりずっとうまく英語をしゃべる。しかし第二言語なのである。恐るべし中国人。日本人はここまで堂々とやれないのではなかろうか。そして出てきた点心はサイコー。隊員がこれまで食べた中で最もうまい中華である。透明でぷりぷりの蝦蒸し餃子、蝦を餅のような生地で包んだもの、牛肉とトウチの蒸し煮、チマキなどなど、どれも繊細で絶妙な味付けである。キャプテン曰く、「福臨門よりおいしい」とのこと。ここにはもう一度来たかったなぁ。全種類制覇したい。
次はメインストリート、ロブソン通りである。ここはさすがに人が多い。それも若者中心。人口密度的には渋谷から原宿へ向かう明治通りくらいといったところか。避けないと人にぶつかる。お店は洋服、化粧品などが主。我々のお気に入り、lululemonもある。そして通りを横に少し入ったところには、この日泊まるかどうか迷ったフェアモントホテルが。泊まればよかった。ひとり1万円ちょっとなんだから、ケチらなければ良かった(ヒルトンは6,000円)。ロビーに入っただけでも中の雰囲気を察することができる。次回はぜひここで。
結局何も買わずにメトロタウンに戻る。で、メトロタウン周辺でお買い物。ここのショッピングモールはかなり大きい。この日だけではまわりきれなかった。そしてここにもlululemonが。メトロタウンではlululemonも雰囲気がちょっと違う。ややアジア。ここでキャプテンのためにタンクトップを購入。そして1階まで下りて晩御飯を物色。ここで我々の目に飛び込んできたのは大統華T&Tスーパー。これはすごい。おいてあるのは中華、韓国、和の3つがメイン。お惣菜も中華料理である。そして客はほとんどみんなアジア人。恐るべしアジアンパワー。ここで昼に食べたのと同じような御惣菜とおこわを購入。ホテルに戻って部屋で食す。バンクーバーでも我々のスタイルである。お惣菜はいずれも美味。良い晩御飯であった。部屋でテレビを見たり、お風呂に入ったりしてカナダ最後の夜は終了。明日はいよいよ日本に帰らねばならない。悲しい。旅も終わりである。